フイリマングース(ジャワマングース)は、頭胴長40cmほど、尻尾の長さが30cm程度の哺乳類です。昼間活動します。主に草地や林縁部などに生息しますが、森の中へも入り込んでいます。
1910年に、ハブの駆除などの目的で移入された外来種です。結果的に、ハブを捕食する機会は少なく、より小型で捕食しやすいトカゲ類、カエル類、昆虫類などを捕食し、沖縄本島の生態系を大きく撹乱しています。オキナワトカゲの沖縄本島中南部の個体群など、壊滅状態と言っても過言では無いほど、深刻な影響を受けているものもあります。特にここ数年で沖縄本島の山原の森にも進出し、やんばるの在来種が深刻なダメージを受けています。山原だけでなく、沖縄本島の中南部も含めた、早急な捕獲除去の必要があります。
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