オチバコオロギ

バッタ目コオロギ科

Parasongella japonica

環境省レッドデータブック:情報不足

  (やんばるの森の音)

使用機材
ボディ:Nikon D750
レンズ:TAMRON SP AF90mm F/2.8 Di (MODEL 272ENⅡ)
その他:ストロボ使用

オチバコオロギ Parasongella japonica

オチバコオロギは、体長が15mm弱の小さなコオロギです。やんばるの固有種で、比較的自然性の高い森林の林床に生息しています。3月下旬から4月頃、落ち葉の下でジッ、ジッ、ジッ、ジッと鳴いています。かすかな鳴き声で、鳴いている個体の1、2mの距離まで近寄らないと聞き取りにくい音量です。年により成虫の出現数に変動が大きいようで、ほとんど鳴き声を聞かない年もあれば、発生場所の林床一面で鳴いている年もあります。写真の個体は羽が短いのですが、これで立派な雄の成虫です。落ち葉の下では、長い羽は邪魔になるのかもしれませんね。
鳴き声は、レコーダーを鳴いている部分に付きそうなぐらい接近させてやっと録音できました。
Parasongella japonica is little cricket ( Gryllidae ) . The total length is about 1.5cm. A feather is short, but is an imago. They distributed in the North part of Okinawa Island. They are chirping under the fallen leaves. The volume of the chirping is very small. The imago appears in about April.
Ministry of the Environment RED LIST;Data Deficient (DD)
Chirping file is here.