ウグイス

ウグイスは、留鳥や夏鳥として全国に分布しています。ホーホケキョという鳴き声とともに、最も良く知られた野鳥のひとつではないでしょうか。全長15cmほどです。平地から山地まで生息しています。身近な鳥ですが、やぶの中で動き回っており、姿を見たことのある方は少ないかもしれません。
琉球列島には亜種リュウキュウウグイス（ Cettia diphone riukiuensis ）が留鳥として分布するとされていました。また亜種ダイトウウグイス（ Cettia diphone restricta ）は1920年代頃絶滅したとされていました。しかし近年の研究にｍより、日本鳥類目録改訂第７版では、奄美諸島と沖縄諸島に留鳥として分布している個体群は亜種ダイトウウグイス（ Cettia diphone restricta 大東諸島ではかつて繁殖していたが消滅）とされています。亜種リュウキュウウグイス（ Cettia diphone riukiuensis ）とされていたのものは、亜種カラフトウグイス（ Cettia diphone sakhalinensis ）が越冬に渡ってきたものであったようです。また琉球列島には、冬季に亜種ウグイス（ Cettia diphone cantans ）が渡来しているようです。