ツミは全長30cm程度、キジバトよりやや小型のタカです。写真は3枚とも雌です。雄は腹側の斑紋が無く、うっすらと赤みを帯びています。また背中側はやや青みを帯びた灰色で、眼の光彩が赤色であるなど、雌とは別種のように異なっています。日本各地に留鳥として分布します。市街地の公園などに残された平地の緑地から、やんばるの森のような山地の森林にまで広く生息しています。シジュウカラ、シロガシラといった小鳥などを捕らえます。リュウキュウマツやスダジイなど高木の枝に巣をかけます。
なお八重山に分布するリュウキュウツミ A. g. iwasakii は沖縄県レッドデータブックで絶滅危惧ⅠB類、環境省レッドリストで絶滅危惧ⅠB類とされています。