サンコウチョウは夏鳥として本州以南の日本各地へ渡ってきて繁殖します。平地から山地の樹林に生息します。林内の樹木の枝に蜘蛛の巣や落ち葉などを用いてボウルのような巣を作ります。抱卵している姿は、なんだかお風呂に入っているようですね。オスは尾羽根が長く伸びており全長が40cm以上あります。メスの全長は17cmほどです。くちばしと眼の周囲が鮮やかなコバルトブルーで、オスは長い尻尾のような尾羽根が特徴的です。鳴き声もとても特徴的で、鳴き声が「月、日、星」と聞こえることから「三光鳥」の名が付けられています。
沖縄県内で繁殖する個体群は、亜種リュウキュウサンコウチョウ Terpsiphone atrocaudata illex とされています。
写真は、巣で卵を温めているメスの個体です。