ウシガエルは体長18cmほどにもなる大型のカエルです。北アメリカ原産で日本各地に移入されています。最初は1918年に食用として持ち込まれたようです。ウォー、ウォーとウシのような声で鳴きます。沖縄県には1953年に食用の目的で久米島に移入され、その後県内各地に分布を広げたようです。ウシガエルが生息する場所では、在来種のヌマガエルなどが減少しているとの指摘があります。 1970年代から1980年代ごろは高密度で生息していたようですが、サトウキビへの転作などによる水田の減少でウシガエルの個体数も減少しつつあるようです。現在では、溜め池、砂防ダム、沈砂地などの止水域で見かけます。
*生物を他の地域や他の島へ移動したり、海外などから持ち込んだペットなどを絶対に野外に放してはいけません。自分の庭に放したものが、全島的に広がる危険もあります。長い時間が育んできた沖縄の自然を、短時間に破壊してしまう危険があります。