シロアゴガエルは、海外から持ち込まれた外来種です。沖縄の生態系のバランスを崩す恐れがあります。体長5~7cm。低木上などで活動します。主に低地の池、湿地、水たまりなど止水で繁殖し、卵塊はクリーム色の泡状です。東南アジア原産の移入種で、1964年に嘉手納町で初めて確認されました。その後分布を広げていき、現在では沖縄本島全域で見られます。沖縄本島の中部を中心に分布を広げていったため、東南アジアから米軍の軍事物資にまぎれて入ってきたと考えられています。また瀬底島、屋我地島、伊計島、浜比嘉島など沖縄本島の周辺諸島や、宮古諸島、石垣島、与論島(鹿児島県)などにも分布を広げています。
2007年より、石垣島では環境省による駆除も行われています。
シロアゴガエルの幼生の見分け方はこちらです。
*生物を他の地域や他の島へ移動したり、海外などから持ち込んだペットなどを絶対に野外に放してはいけません。自分の庭に放したものが、全島的に広がる危険もあります。長い時間が育んできた沖縄の自然を、短時間に破壊してしまう危険があります。