オオヒキガエルは体長15cm程度になります。主に低地の池、水田周辺などに生息します。石垣島では、まれに山地の渓流域まで侵入している個体に出会う事もあります。
中南米原産の移入種で、大東諸島、石垣島、小笠原諸島に移入されています。県内へは最初に南大東島に移入され(移入経路や移入年代が不明のようです)、石垣島へは1978年に南大東から持ち込まれました。生態系を破壊する危険性のあるカエルです。大型のカエルで様々な小動物を捕食するため、昆虫類など在来の小動物への影響が懸念されます。石垣島では島のあちこちで見かけます。コガタハナサキガエルが生息するような自然性の高い山地の渓流でもみかけます。物資などにまぎれ込み西表に侵入する危険性もあり、監視や捕獲除去作業が実施されています。
*生物を他の地域や他の島へ移動したり、海外などから持ち込んだペットなどを絶対に野外に放してはいけません。自分の庭に放したものが、全島的に広がる危険もあります。長い時間が育んできた沖縄の自然を、短時間に破壊してしまう危険があります。